「あのとき流行った色」1970~2010年代まで各時代に流行った色をまとめてみた
みなさん、こんにちは。
みなさんは、各時代の「流行色」の存在をご存知でしょうか?
思い返してみると「あの時代、確かこんな色が流行った」といえる色があることに気が付きます。
今回は1970~2010年にかけ、各時代ごとにどんな場面でどんな色が流行ったのか、まとめてみました。雑談ネタにどうぞ!
1970年代「アボカドカラー」
1970年代「アボカドグリーン」という色が流行りました。この色は冷蔵庫や洗濯機などの家電で人気となったそうです。
子どものころを思い出すと、私の実家の冷蔵庫もこのアボカドグリーンでした。ついでにいうと、家の電話もこの色。当時、流行っていた色だったんですね。
当時は冷蔵庫の色などまったく気にしていませんでしたが、くすみがかったアボカド色を見ると確実に実家の冷蔵庫を思い出します。
この色が人気となったのは1960年代から自然環境の破壊や汚染が問題となり、ニュースで取り上げられ、世間の注目が集まるようになったから。そんな背景もあり、その後ベージュやブラウン、マスタードイエローなど自然物を連想させる色合いが人気になっていきます。
1980年代に流行ったトリコロールと黒づくめ
1980年代のファッション界。複数のトレンドカラーが生まれましたが、そのうちのひとつが「トリコロールカラー」です。
青、赤、白の色の組み合わせとなるトリコロールカラーのファッションは当時「リッチで上品」と評されます。
また、ファッションブランドブームが起こり、各ブランドは多彩な色使いでファンを魅了する中、全身黒づくめの「カラス族」といわれたスタイルがブームに。
それまで「地味な色」とされてきた黒がこのブームで「おしゃれな色」へ、変貌をとげます。現代の
「モノトーンカラーって、なんかおしゃれ」
という印象は、このころに作り上げられたものかもしれません。
1990年代は保守的→カラフルへ
1990年、前半はバブル崩壊。
これまでのゴージャスなライフスタイルから一転、「堅実さ」が重視され始めたのか、ファッションではネイビーや黒、白などを中心とした「紺ブレファッション」「フレンチカジュアル」などの、シンプル&ベーシックカラーが人気となります。
「紺ブレファッション」は今も見かけますし、違和感がありません。時代を超えて、定番化したスタイルといえそうです。
1990年代後半は、そんなシンプル&ベーシックカラーから一変して古着などを組み合わせたストリートファッションが出現。
色使いもカラフルに、自由になっていきます。
「古着デビューは、確かにこのころだった」という方はいませんか?私も1990年後半は中高生で、原宿の「ハンジロウ」に古着を買いにいった思い出があります(お店に入ると、独特のにおいがしていました笑)
2000年代は癒しの「ピンク」
いよいよ、2000年代!
みなさんは、どんな色を目にしていたでしょう?
2001年、アメリカ同時多発テロなどがあったことから「癒し」を求める人が増えたのか、優しい色合いのピンクや白が大きな支持を得ていきます。
同時に、流行の最先端を取り入れた低価格が売りの「ファストファッション」も登場。安いことで、これまでトライしたことのない色使いを気軽に取り入れられるようになりました。
ファストファッションの代表ブランドとして「ユニクロ」があげられますが、ユニクロはベーシックアイテムも多いため、狭い意味でのファストファッションとはいえない、という意見もあるようです。
個人的にファストファッションと聞くとスウェーデン発の「H&M」やアメリカの「FOREVER 21」が思い浮かびます。
2010年代はシンプル&リラックス
現代に近づいてきました。お次は2010年代。
2010年代以降は、現在も継続中の「無駄のないライフルタイル」が好まれるようになります。
ファッションカラーもカラフルより、リラックス感のある白、グレー、ネイビー、ベージュなどのベーシックカラーが人気に。シンプルカラーが人気なのは、2020年代となる今も変わらずですね。
まとめ
現在は人の好みも多様化し、選べるアイテムも増え、もはや大多数の人にあてはまる「流行色」というものはなくなってきているように感じます。
パーソナルカラーが数年前に大きなブームとなったのも「流行ではなく、私自身に似合うものが知りたい」のように「個人」に目を向ける人が増えたからかもしれません。
流行色について調べてみると、その時代の雰囲気を反映したものが多く、私自身も勉強になりました!
「2020年代、自分の流行色は何色になるだろう?」そんなふうに、ぜひ考えてみてくださいね。
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