「無難だから」という理由だけなら、黒以外にも目を向けてほしい

みなさん、こんにちは。横浜のパーソナルカラーサロン「yokohama-color」です。
パーソナルカラー診断を提供していると「黒をよく着る」という方が本当に多くいらっしゃいます。理由をお伺いすると「無難だから」「着ていれば間違いないから」という答えが返ってきます。
その言葉を聞いて「黒以外も着てほしいなぁ」と感じます。今日はその理由をお話しします。
「黒なら間違いない」と思う人が多いのはなぜか?
黒は、光を反射しない色であり、最も重さを感じさせる色です。
黒のイメージは「威厳」や「権威」「強さ」に加えて「高級感」「かっこいい」「都会的」などがありますが、その一方で「絶望」「恐怖」「閉鎖感」「支配的」など、ネガティブな要素を連想させやすい色でもあります。
私も、黒の洋服をたまに着ます。夏になると着る機会が多くなるのですが、それにははっきりとした理由があります。「汗が目立たないから」そして「着やせして見える」からです。
なので「では、黒という色は好きですか?」と問われると「…いや、う~ん、好きってわけではないけれど」と困ってしまいます。着る理由は、主に黒という色の機能性にあるからです。
そんな私の黒への意識が、パーソナルカラーサービスを受けに来てくれるお客様と似ているなと思うことがあります。
「黒い洋服をよく着ている理由は何ですか?」
「無難だから」
黒=無難
黒は、プライベートでもビジネスでも多くの人が着ている色です。周囲に溶け込む色で、浮くこともありません(場面によることもありますが)。
「みんなと同じで、浮かないから」
それが、無難という言葉で表現されているように感じました。
私が黒を着る理由は機能性ですが、「周囲から浮かない」という理由も少なからずあり「黒が好き」で選んでいるわけではない。
もし私が「黒い洋服そのもの」だったら「私、そんな理由で選ばれてたのか…」と少し寂しく感じてしまいそうです。
カラー診断結果によって「黒が似合いにくい人」がいる
私やお客様の黒を選ぶ理由をお話ししましたが、パーソナルカラーの論理でいうと「黒が似合いにくい」人がいます。
そういう方が黒いトップスを身に付けると、黒い色だけ強く感じ、身体から浮き出ているような見え方をします。
ではそうした人は何が似合うかというと、黒よりも「ネイビー」や「グレー」。別の結果によっては「ライトブラウン」や「ベージュ」のほうが似合います。そのほうが、その方の印象とマッチして、顔周りの印象が「合っている」という見え方になります。
もちろん「黒が好き」という方もいます。好きな色は着てほしいです。
ただ、「無難だから」という理由で黒を選んでいるなら、黒は誰にでも似合う色ではないことをお伝えしたいです。
「無難だから」という理由で選んでいるなら、パーソナルカラー診断を受けて、似合う色を取り入れてほしい。
もし似合う色が黒ではなく、ネイビーやグレーであるなら、そうした色を黒の代わりに取り入れてほしいなと思います。なぜなら、そのほうが印象に合っていて素敵に見えるからです。
パーソナルカラー診断は、とてもおもしろい概念です。
興味が出てきた方はぜひ当サロンにお越しください。