「似合う色」を起点にきづく、自分の好きな色とその意味


先日、パーソナルカラー診断を行ったときの、印象に残ったことをつづります。

以前来てくださった方が、ご友人へのプレゼントとして当サロンのパーソナルカラー診断に一緒に来てくださいました。

そんな診断の中で、印象に残っている場面があります。

ご友人の方に似合う色をお伝えしたとき、それがその方の「好きな色」と重なっていました。

「私、この色好きです」

色の布であるドレープを、鏡の前でお顔の下にあてながらそう言ったご友人の表情は、とても輝いていました。

パーソナルカラーというと、「正解(似合う色)を知るもの」と思われることが多いと思います。

それは間違いではありません。

私自身もこれまでは、診断結果を間違えないように、正しく伝えなければならない。そういう意識を強く持っていました。

ただ、この日は少し違いました。

正しさよりも、

その方が普段どんな色を選んでいるのか、

どんな気持ちでその色を手に取っているのか、

そういうことを聞きながら進めていきました。

色は、ただ似合う・似合わないで分けられるものではなく、その人の感じ方や状況によって意味が変わるものだと感じています。

同じ色でも、あるときは前向きな気持ちを後押しするものになり、別のときには落ち着くための選択になることもあります。

そう考えると、色は「正解」を決めるものというより、その人の選び方や価値観を広げるものに近いのではないか。

ここ最近はそんなふうに感じており、この日のパーソナルカラー診断に来てくれたお2人と過ごす時間の中で、それは確信に変わりました。

人は無意識のうちに、「これは自分に合う」「これは違う」と決めてしまうことがあります。

ただ、その枠が少しでもゆるむと、選べるものは一気に増えます。

そして選択肢が増えると、行動や考え方にも少し余白が生まれます。

今回の診断では、その方の中で「色の選び方」が広がったように感じました。

一つの正解に合わせるのではなく、状況や気分によって選び直すことができる。そんな感覚を持ってもらえたのではないかと思います。

誰かの可能性が少し広がる瞬間に立ち会えること。

それが、自分にとってこの仕事の大きな価値なのだと、改めて感じました。